日銀の決意!
皆さま、おはようございます。今朝はとても暖かい朝で、空は雲に覆われているものの風もなく一挙に春が近づいてきた様な感じがします。急な気温上昇で関東では早朝に霧が発生するという注意報がでていました。日中は11度まで気温があがり一日中暖かな日となりそうです。一応雨は降らないようですが、小さな折り畳み傘をバックに入れて出勤した方が良さそうですね。今日も気をつけてお出かけ下さい。![]()
さて、今朝の日経トップニュースは、「脱デフレへ緩和継続」という見出しで、13/14日と行われた日銀の金融政策決定会合で政治が求める一段の金融緩和をという期待に応える追加緩和策を決めたことを大きく報じています。なにもしない、ひたすら物価の番人を務めてきた白川総裁も、国会議員からの圧力や米国FRBの政策についに追随することを決めたようで、世界も意外と受け止める程の発表に踏み切りました。その一つが米国FRB並みに「中長期的な物価安定のメド(英語ではGoal)を当面1%にする」ということで、二つ目は日銀による「資産買入れ基金」を10兆円増やし65兆円とするという決意表明です。![]()
これにより、円高が長期的に定着し、デフレが続きそうだった日本経済には大きな変化が始まることとなりそうです。記事の小見出しでは、これらを“成長力強化を後押し”、“日米は長期的な目安”、“攻めの緩和へ半歩前進”と表現しています。つまり、米国に追随して一段の金融緩和に踏み出すと共に、その結果が物価の緩やかな上昇に表れ、円高も徐々に終わりを告げて、適正なバランスに基づく安定成長を実現する意思を明確にしたということになります。これは、米国が断固として日本型のデフレに陥らないという決意を示した事に呼応して、日本も米国と共にデフレを脱却に向かうことで世界経済に大きな影響力を及ぼし、破滅的な状況にある今の金融システムを絶対に維持するぞという意思を強く示したということでしょうか。![]()
確かに米国経済は総合的に浮揚しつつあり、この機に乗じてFRBは物価目標を示し、ゼロ金利を1014年終盤まで延長することを発表しました。これと同じ事を日本が行うと言う事で、落ち込み傾向が目立つ欧州経済のマイナスを埋めて世界経済の成長を新興国と共に実現しようとしてることを表現しています。この企みが上手く行けば、日本国内に漂う長期停滞傾向が払しょくされ、企業や家計におカネが回り出し始めると共に、財政赤字で金利上昇の危機を防ぎ、引き続き国債の安定消化が出来るという、従来からの米主軸による安定経済へと市場の潮目が変わりそうです。![]()
しかし、一歩間違えば、大量にあふれ出た円が、最近のドル並みに暴落して不景気の中で物価高が続くという最悪の事態ともなりかねません。ある意味危険な賭けにでたというのが、今回の日銀発表だということも言えそうです。それが、ポジテティブサプライズを市場に与えましたが、長い間物価の番人としてインフレ対策だけに命をかけてきた日銀としては、半歩しか踏み出せずにいるというのが実像の様です。白川総裁としては、迷いながらも強いプレッシャーに負けて、禁断のドアを少し開けたということのようです。![]()
日銀が決断した結果、為替市場が早くも反応し、株価なども今日からどの様に動きか注目ですが、次に大切なのは政府の動きです。景気が良くなれば、政治家と官僚が大盤振る舞いをして財政規模を拡大し、政治は選挙民の心をカネで買い、官僚は次のポストを沢山作るというのが、自民党時代から今の民主党ま継続して行われてきた失敗政治です。今回は、こうした過ちを絶対に繰り返さない様、徹底した行財政改革を行い、中央政府の権力と規模を縮小して、地方が自由に成長できる芽を全国に育てると共に、借金を減らして健全財政へと急速に進路を切り替える必要があります。少なくとも増税などで、こうした流れを停滞させてはいけないと思います。果たして、そうした動きが今の政治に出来るでしょうか。与野党ともに同じ事しか出来ない政治には国民がきつい鉄槌を下さなければ、政治の潮目が変わることはなさそうです。![]()
ようやく半歩でも踏み出した日銀に確実な実行をさせる一方で、日本が本当に立ち直る最後のチャンスがやって来た今が、官も民も力を合わせて悪い流れを断ち切るという懸命の意思と努力が必要です。たとえ傑出したリーダーがいなくても国民総意で、方向を見失わずに進み続けることが必要なようです。国会も休んでいる場合ではありませんね。![]()
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