欧州増税ラッシュ
皆さま、おはようございます。今日も寒波に覆われた日本列島ですが、北海道と日本海側の各地はまたまた豪雪に襲われるということで、今週は特に注意が必要です。くれぐれも災害に遭わない様ご注意ください。関東など太平洋側は、相変わらずの晴天と低気温が続いています。こちらは乾燥してカラカラですから、風邪と火災の予防に注意が必要です。今週を乗り切れば、来週からは少し暖かくなるようですから、もう少しの辛抱ですね。今日もお気をつけてご出勤下さい。![]()
さて、今朝の日経トップニュースは「欧州、危機下の消費増税」という見出しで、日本の消費税に相当するVAT(付加価値税)を欧州各国がUPさせることを報じています。フランスは19.6%から21.2%に、イタリアは21%から23%に、ギリシャは19%を23%に、ポルトガルは20%から23%に、英国は17.5%から20%に、スペインは16%から18%にと財政再建の道筋を市場に示す為に不況下の増税ラッシュへと方向を揃えました。このモデルとなっているのは、ドイツが07~08年に実行した税制改革で、財政再建の為にVAT税率を3%引き上げ19%とする一方、法人実効税率を下げました。これにより、ドイツの財政均衡はほぼ確立。財政赤字幅を南欧諸国やフランスと比べ際立って低い水準に抑え、経済も財政も欧州で一人勝ちという現在の状態を作り上げました。![]()
こうした欧州のVAT増税は、またまた野田首相の消費税増税の格好の宣伝材料として使われそうですが、一律の税率である日本と異なり、生活必需品などには軽減税率を適用して、低所得者ほど税負担が重くなるとされる逆進性の問題点を解消し、国民の増税への拒否感を薄くしています。大幅に税率をあげるフランスでも食品や日用品にレストランでの飲食などではVATが5.5%か7%と今回の引上げでも据え置かれます。どうせ真似するなら、こうした細かいな配慮までマネして欲しいのですが、どうも上げさえすれば良いと言う結果ばかりに拘りを持っているようで、財務官僚にすっかり洗脳された印象が拭えません。![]()
また、例え消費税を10%にUPしても、日本の税収不足は解消せずに更なる増税を不景気の中で続けざるを得ないというとのが現実の姿です。やはり、ここは徹底的な行財政改革をおこなって、小さな政府により必要不可欠な行政サービスに限定すると共に、政治と行政の無駄を徹底的に削除し、歳入と歳出のバランスが取れるようにすることが、最も重要な事ではないでしょうか。真実の改革なき増税は、破滅への道だということを改めて強く認識するべきだと思います。![]()
昨日の夕刊トップニュースでは、「65歳以上5人に2人」という見出しで、50年後の2060年には日本の人口が8674万人と、2010年比32%減、4232万人も減るという国立社会保障・人口問題研究所の試算が取り上げられていました。65歳以上が5人に2人、生涯未婚比率が5人に1人という日本社会の将来の姿を考えると本当に末恐ろしくなって来ます。選挙だ、政権交代だなどと言っている場合ではありません。人は減り、増えるのは借金ばかりという国になっては、夢も希望もない日本になってしまいます。この様な問題が認識できず、相変わらず自分と組織の為に国費を囲い込む官僚や、蟻のようにカネに群がる政治家は、もう日本には不要なのではないかと思います。次の選挙では、こうした政治家に徹底したNOを突き付けるのが、我々国民の責任ではないでしょうか。![]()
福沢諭吉の「学問のすすめ」という日本人なら誰でも知っている本に、「ひどい政府は愚かな民が作る」ということばあります。その一節を引用すると“西洋のことわざにある「愚かな民の上には厳しい政府がある」というのはこのことだ。これは政府が厳しいというより、民が愚かであることから自ら招いた禍である。愚かな民の上に厳しい政府があるとするならば、よい民の上にはよい政府がある、という理屈になる。いまの日本においても、このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。”と書かれていました。(ちくま新書、福沢諭吉、斎藤孝=訳、現代語訳「学問のすすめ」より)![]()
日本の改革は、政治家任せでは決して実現せず、国民一人一人が国に責任を持つと言う心構えが何よりも必要なようです。欧州の出来事を遠い国々のことと考えず、今すぐに改革に取り組むことがいまの日本に最も大切なことのようです。自然環境も経済環境も厳しいなかで、ここは国民が諦めずに頑張ることが必要ですね。![]()
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