中小企業も海外へ!
皆さま、おはようございます。10月もいよいよ今日でお終いです。明日からは11月、本当に月日の経つのは早いもので、なんにも出来ないうちに時間だけがドンドンと過ぎ去って行きます。それとは全く無関係ですが、今日、日本全国で新たに誕生する赤ちゃんは約2900人で、このすべてが世界人口70億人目とされるということが今朝のTVニュースで報じられていました。ただ普通に生まれるだけでもおめでたく感動的なことですが、更にこんなタイミングに恵まれるとは本当にラッキーなことです
。そして、世界で異常気象の影響が続く中、昨日米国東部では雪にみまわれ、ニューヨークではこの時期としては59年ぶりに3cmもの積雪となりました
。なにか、本当に地球上全体で変なことばかり起こっているという気がしますが、本当に大丈夫なのでしょうか?本当に様々な面で状況が変わる大荒れの今年です。![]()
さて、今朝の日経トップニュースは、「中小企業、海外に集団進出」という見出しで、円高による大手企業の海外進出などアジアを中心とした新たなグローバル化の動きが、中小企業にも広がりだしたことを報じています。「集団進出」と言われる10社程度がまとまって出ていく他に単独での進出も始まったということで、日本の産業集積地として大きな比重を占めていた全国各地の中小企業も海外へとの動きを本格化しだしたようです。![]()
日経記事では、群馬県で金型工業会が協同組合でメキシコへ、東京葛飾区で海外未経験の中小が貸工場を活用してベトナムへ、東京大田区では中小18社が洪水被害収束後タイへ、浜松市で約10社がインドネシアの工業団地へ共同進出、京都市で京都工業会の10数社が中国での現地法人設立を研究、などという事例が紹介されています。経済産業省によると、従業員4-29人の企業における2009年の製造出荷額は1990年に比べて43%も減っており、東日本大震災後は「空前の円高もあり、様子見だった小規模企業が真剣に海外進出を検討し始めた」(日本貿易振興機構)ことも報じられています。![]()
すでに国内の産業集積地にある中小工場は減少が続いており、国内有数の町工場の集積地である東大阪市では従業員数4人以上の工場数が10年末より2年前より15%減少、東京大田区では20%、同墨田区では23%、埼玉県川口市では21%、兵庫県尼崎市では19%減となっています。こうした状況をうけて自治体では中小の海外移転を阻止するよりも、中小が海外で収益を稼いで生き延びるほうが産業空洞化の抑止につながると見て、進出支援を積極化しています。いよいよ日本人がモノ作りでも海外に出稼ぎに出ていく時代となってきたようですね。![]()
海外へ、海外へと草木もなびくというのは、日本人の海外旅行ブームだけかと思っていましたが、これからは日本で生まれて海外で学び働くという時代が日本にも本格的にやってくるのでしょうか。なんとも腑に落ちないニュースですが、企業や日本人にとって将来の日本は、ただ単に生まれ落ちた場所だけにすぎず、その生まれる子供も減り続けるということで、忘れられた国となってしまいそうな気もします。国としての根本を失いつつある国家の行く末にはどのような未来が待っているのか本当に気になりますが、国家を経営する政治家や官僚の皆さんはこうした状況をどのように考えているのでしょうか。![]()
日本人としての絆である親子関係や隣近所との付き合いなど、長い間我が国の道徳や生活文化の中心であった小さな集落単位が、国家の経済的発展の犠牲となって全国各地で崩壊していく中、今度は日本国全体が限界集落化していくということにでもなってくれば、日本人の心の原点も失われて行くこととなりかねません。経済的合理性も大切ですが、日本の中心柱とは何かが今問われているように思えます。このままでは、出ていった人々が企業と共に海外に定着し、日本は戻ってこないという時代も遠からずやってきそうです。円高が終わりを告げた時に日本に残っているものは、一体なんなのでしょうか。日本と日本人の真価が問われる時が刻々と近づきつつあるようです。![]()
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