電力5社の赤字1兆円!
皆さま、おはようございます。早くも1月最後の週末となりました。寒さは、相変わらずで日本海側を中心に大雪
が降っており、被災地でも大雪と寒波に悩まされる日々が続いています。それに加え、インフルエンザの大流行という国民生活が大変な中で、国会では消費増税と選挙に向けて意味のない議論が日々戦わされています。政治のニュースを見聞きする度に、本当に日本の政党政治は無能化が極まれりという気がします。何となく救われるのは、寒い朝の晴れた夜明けの風景で、こればかりはこの寒さが幸いしてでしょうか、実に見事な色彩変化のショーを見せてくれます。結局、日本に最後に残るものは、国民と自然だけなのでしょうか。![]()
さて、今朝の日経トップニュースは、「電力5社 赤字1兆円」という見出しで、電力大手5社の2012年3月期連結最終赤字が合計で1兆円を超える見通しとなったことを報じています。その最大の原因は、原発停止に伴う代替の火力発電で使う燃料費が急増している為であり、「電力会社の赤字=電力料金の値上げ=国内産業の空洞化+物価上昇」、という悪循環へと日本経済が向かう結果につながりかねません。それでも、まだ円高だからこの程度で済んでいるのであり、政府は緊急に「新たな省資源+低エネルギー政策」を決めて実行しなければならないのではないでしょうか。![]()
記事によりますと、5社合計の最終赤字が1兆円規模となるのは、11年3月期に続き2期連続ですが、前期の赤字は原発事故の東電と震災の影響を受けた東北電力だけだったのに対し、今期は関西、中部、九州も含めた5社全てが赤字と言う見通しです。東北電力の赤字は前期の7倍以上で、設立直後の1952年3月期以来60年ぶりの赤字だと言うことで、いみじくも東日本大震災の復興の遅れを象徴するような結果となりました。東電は、既に燃料費の変動を電気料金に反映させており、現在でも18%電力料金はUPしていますが、それに加えさらに大口需要家向けの高圧電力料金を17%上げる方針です。これでは、合計で企業側の実負担は35%程度も増えることになり、とても企業経営が耐えられるレベルではありません。![]()
こうした日本企業の6重苦、9重苦と言った現状から脱出して、成長続くアジアの新興国へと生産拠点を移す企業も出て来ていますが、日本企業の進出が進むインドネシアでは、賃上げ要求の大規模ストライキが起こり、インドネシア政府が介入しておさまるという事態も起こっています。このブログを書いている間にも大きな揺れが2回もあり、東京や千葉でも地震が起こっています。何か無機能に陥った人間社会に、大自然が何とかしろと改善を突き付けているようですが、今の地震は震源が山梨県で地元は震度5だという速報が入っていますので、富士山の近くでは相当な揺れを感じたのではないでしょうか。![]()
人間社会と大自然の営みにどんな関係性があるのか全く分かりませんが、これだけダメな政府・官僚機構を見ていると既に事実上無機能状態に陥っていいることだけは間違いのない事実であり、これ加えて大きな自然災害が起これば、我々の生活も政府も壊滅的な状態に落ち入り、必然的に新たな社会システムが生まれるキッカケになってしまいそうです。早く何とかこの無機能状態を改善することが、今を生きる我々に課せられた大きな課題なのかも知れません。![]()
今朝の1面の特集記事「黒字が消える」では、米国の経常赤字がリーマンショック後急速に縮小する中で、米ゴールドマン・サックスの「BRICs」命名者としても有名なジム・オニール氏は、「今後2~3年で日本とイタリアの国債利回りはほぼ同じ水準になる」というリポートを公表しました。円高でインフレがそこそこに治まっている日本も、一夜明ければギリシャと何ら変わらない危機を背中に背負っている今、本気の改革者以外の政治家は無用なのかも知れませんね。もう後がない日本に住む我々の責任は本当に重いものとなっています。![]()
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